CLE-800 TX/RX

写真

RoHS

本機は、CameraLink Full / MediumConfigurationカメラからの画像データを光信号に変換し、2芯光ファイバーケーブルで最長300m離れた地点への画像転送とカメラ制御が可能なケーブル延長ユニットです。
信頼性が向上した光モジュールを搭載したことで、ハイエンド規格の用途での要求に更に応えられる光延長ユニットを実現しました。

光通信部の信頼性が向上し、ライフサイクルコスト低減

寿命が長く、通信エラーが低減された(※1)光モジュールを搭載しました。5年~10年以上の稼働を想定した場合、交換頻度を低下させることで、交換コストと稼働停止による業務上のロスを減らすことに貢献できます。

※1:弊社従来品を比較対象としています。

調相機能でケーブル起因による信号エラーを解消(※2)

Camera Link Base 部の信号を扱うケーブルと、Camera Link Full / Medium 部の信号を扱うケーブルの長さや特性が異なる事で、これらで扱う信号のズレを生じさせてしまうことがあります。これは、画像処理装置で画素ズレ等の信号エラーを発生させる原因になります。CLE-800 TX/RXには前述の2ケーブル間で発生した信号ズレを吸収する調相機能があります。

※2:信号のズレが大きい場合、吸収できないことがあります。ご了承ください。

10Tap対応で転送速度が25%アップ

Camera Link規格の最大転送速度850 MB/sを実現した10Tap(Deca、CameraLink Full Configuration Ver2.0)にも対応しています。CLE-800 RXのスイッチで、8Tap(転送速度680 MB/s)を選択することもできます(※3)。

※3: 8TAP /10TAP/切替はCLE-800 TX/RXの電源を切った状態で行ってください。

外部機器からの稼働状態確認向けにSTATUS OUT 差込口を搭載

CLE-800TX/RXの稼働状態を、STATUS OUT 差込口にケーブルを接続することで、外部機器からでも確認できます。お客様が構築した画像処理システムで、画像出力機器の状態を集約して監視する等の用途に役立ちます。

カメラ側のPoCLで電源ケーブルの敷設と交換が楽に

CLE-800 TXから画像出力機器へPoCLで電源供給も可能です。画像出力機器周りに電源を敷設する必要がなくなり、電源の新規設置と交換が楽になります。

 製品仕様

機種
CLE-800 TX
CLE-800 RX
カメラリンクコネクタ
MDR × 2
(CLE-800 TX)
SDR × 2
(CLE-800 RX)
カメラリンク
CameraLink Full Configuration Ver 2.0(10Tap) 準拠
入力/出力信号
光シリアルデ−タ信号入出力
光入出力
コネクタ: LC
光ファイバ本数
2芯
CLK周波数
20MHz~85MHz(MAX)
シリアル通信
SerTC、SerTFG (CameraLink 準拠)
電源電圧/消費電力
DC12V/12W(TX,RX共)
使用温度、湿度
温度0℃~40℃、湿度20%~80% (但し結露は不可)
外形寸法(突起部を除く)
130(W)×40(H)×135(D)mm
質量
0.4kg (TX,RX共)
付属品
ACアダプタ各1個、取扱説明書1冊、ゴム足8個

※製品の外観および仕様について、予告無しに変更する事があります。

FAQ

Q:Camera Link Baseだけで利用できますか?
A:ご利用になれます。

Q:Camera Link Base 2系統で利用できますか?
A:ご利用になれません。